日本語能力試験

日本語能力試験(JLPT)は、原則として日本語を母国語としない人を対象に日本語能力を判定し、認定する公的な試験です。国際交流基金と日本国際教育協会(現日本国際教育支援協会)による1984年の試験導入以来、受験者数は右肩上がりの増加をみせています。2009年の受験者数は全世界で77万人となっており、日本語能力試験は世界最大の日本語試験といえます。同語学検定試験は、ケルン日本文化会館がVHSデュッセルドルフ、VHSシュトゥットガルトとハンブルク大学の協力のもと、毎年実施しています。2010年から試験内容が改訂され、コミュニケーション能力に重点を置いた新しい試験となりました。試験は、習熟度に応じてN1(最上級レベル)からN5(初級レベル)まで、5段階の難易度で受験することができます。読解力、作文力、聴解力、語彙力、文法の習得度などをテストし、評価します(多肢選択式)。合格者には、国際交流基金から認定証が授与されます。
日本語能力試験の詳細やサンプル問題は、www.jlpt.jpでもご覧いただけます。
2012年からは、デュッセルドルフとハンブルクで夏季に日本語能力試験が実施されています。冬にはデュッセルドルフとシュトゥットガルトでテストが行われます。