平家物語の名作たち

能と狂言の公演

舞台芸術

平家物語の名作たち

能と狂言の公演

Szene aus Funa benkei (Benkei auf dem Boot)

出演
野村太一郎(狂言和泉流能楽師)、坂口貴信(観世流シテ方)、観世三郎太(観世流シテ方)ほか

能は、600年以上前に創始され、現在も生き続けている日本の演劇の古典形式です。その表現は演技だけでなく、舞踊、劇詩と詩、歌と楽器演奏を組み合わせ、高度に洗練された舞台芸術を創り上げます。

狂言は陽気で、バーレスク的なカウンターパートや間奏曲であり、シリアスな能と表裏一体です。その主眼は、人間の欠点や弱点を滑稽に暴くことに置かれています。

2025年2月和泉流狂言師と観世流能楽師がヨーロッパに客演し、狂言の名手として知られる野村太一郎(和泉流)の指揮のもと、2日間にわたって日本文化会館で公演が行われます。

演目は狂言2曲と能「船弁慶」です。この作品は主に平家物語の物語を中心に展開しています。『船弁慶』は、いわゆる半能として上演され、後半部分のみが舞台上で上演されます。上演作品はドイツ語字幕付き。

公演に先立ち、能と狂言を題材にした2本の映画を上映します。

演目

狂言 (1公演につき2曲)
奈須与市語 (なすのよいちのかたり)
鐘の音 (かねのね)
盆山 (ぼんさん)
能 (公演両日)
船弁慶 (ふなべんけい)

当日はパフォーマンスに加えて、アーティストによる能・狂言の紹介と作品解説(逐次通訳)が行われる。

Nomura Taichirô © Maejima Yoshihiro

八代目野村万蔵の長男で、現在は二代目野村萬斎に師事。1993年に『靱猿』で初舞台を踏んで以来、『奈須与市語』『三番叟』『釣狐』など数々の演目を披露。奈良県吉野の「NEOLDプライベートハウス」では能舞台のキュレーターを務め、『白雪姫』や楽劇『大田楽』などの現代能楽を上演している。

日本各地での公演だけでなく、海外でもワークショップや公演を行っている。京都と東京を拠点に全国で京劇を指導。『野村太一郎の狂言入門』の著者でもあり、複数の大学で教鞭をとっている。

協力:JTI

日時
2025年02月12日 19:00

場所
Japanisches Kulturinstitut
Universitätsstraße 98
50674 Köln

料金
Eintritt frei

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