映画で見る能・狂言
映画で見る能・狂言
Kölner Philharmonie, 1. September 2019 © June Ueno
2025年2月、和泉流狂言師と観世流能楽師がヨーロッパを巡演し、2月11日と12日にケルン日本文化会館で公演を行います。彼らは『平家物語』からの名作を上演し、両流派の伝統芸能について解説を行います。
本公演に先立ち、当館では能と狂言の特徴を紹介する2本の映画を上映するとともに、一門の伝統を受け継ぐ優れた演者を紹介いたします。1999年に制作された日本の作品は、ポーラ日本伝統文化振興財団の企画により、狂言の伝統を後世に伝えた1930年生まれの狂言師・野村万蔵(七世)を取り上げたものです。また、本作撮影当時8歳だった孫の野村太一郎が、ケルンでの公演に登壇します。。
もう一本の作品はトーマス・シュメルツァー監督によるドキュメンタリー映画で、能楽堂をテーマにしています。東京という大都市の喧騒と能楽堂の静寂が織りなすコントラストに魅了された彼は、カメラを通じて名だたる能楽師たちを追います。特に注目されるのは、1941年生まれの能楽師・梅若万三郎(三世)。彼は2019年、ケルン・フィルハーモニーで開催されたケルン日本文化会館設立50周年記念能公演『夢と覚醒の間』に出演しました。
日時
2025年02月01日 ~ 2025年02月06日
場所
Japanisches Kulturinstitut
Universitätsstraße 98
50674 Köln
料金
入場無料