二重のまち 交代地のうたを編む

Double Layered Town / Making a Song to Replace Our Positions

映画 | 災厄のあとを生きる

Double Layered Town / Making a Song to Replace Our Positions

二重のまち 交代地のうたを編む

Nijû no machi/Kôtaichi no uta o amu

© KOMORI Haruka + SEO Natsumi

東日本大震災後のボランティアをきっかけに活動を始めたアーティスト“小森はるか+瀬尾夏美”によるプロジェクトから生まれたドキュメンタリー。

2018年、陸前高田を拠点にするワークショップに集まった4人の旅人たち。土地の風景の中に身を置き、画家で作家の瀬尾が紡ぐ物語「二重のまち」を朗読する。自らの言葉と身体で、その土地の過去、現在、未来を架橋していくまでを、映像作家の小森が克明かつ繊細に写しとる。

上映会には小森はるか監督が来場、上映後フロリアン・ホーア氏と対談予定

小森はるか

1989年静岡出身。東京藝術大学美術学部先端芸術表現専攻卒、同大学院修士課程修了。映画美学校フィクション初等科コース修了。東日本大震災後、岩手県陸前高田市に移住し地域の人々の語りや風景の記録を続けてきた。長編デビュー監督作は『息の跡』(2016年)。山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映され、ニッポン・コネクションではニッポンヴィジョンズ(グランプリ)を受賞。キノタヨ映画祭にて審査員特別賞を受賞。『空に聞く』(2018年) は山形国際ドキュメンタリー映画祭、あいちトリエンナーレなどで上映される。『二重のまち/交代地のうたを編む』(2019年)は山形国際ドキュメンタリー映画祭、DMZドキュメンタリー映画祭で上映。シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭のインターナショナルコンペティションにて特別賞受賞。文化庁映画賞・文化記録映画優秀賞受賞。画家・作家の瀬尾夏美とコラボレーションしながら映像作品やインスタレーション作品も発表している。

フロリアン・ホーア

フロリアン・ホーア氏は、ヨハネス・グーテンベルク大学マインツ校で映画学と社会学を学ぶ。2013年より日本映画祭「ニッポン・コネクション」の一員として働き、2019年より同映画祭の映画プログラムの責任者を務める。また、フランクフルト・アム・マインのDFF - Deutsches Filminstitut & Filmmuseumなどでフリーランスの映画メディエーターとして働く。

日時
2024年03月16日
14:30 ~ 16:00 Uhr

場所
Japanisches Kulturinstitut
Universitätsstraße 98
50674 Köln

料金
入場無料

映画情報

  • 監督: 小森はるか、瀬尾夏美
  • 上映時間: 79分
  • 公開年:: 2021年
  • Übersetzung: 英語字幕
  • Format: DCP