災厄のあとを生きる
震災とドキュメンタリー
災厄のあとを生きる
震災とドキュメンタリー
2011年3月11日、東北沿岸部は地震と津波によって壊滅的な被害を受け、2万人以上の死者・行方不明者を出した。映像作家の小森はるか(1989)は、この震災をきっかけに、津波でほぼ全壊した陸前高田市(岩手県)に移り住み、震災の影響と住民の物語を撮影・記録してきた。
震災から13年を迎え、本映画特集では、陸前高田で制作された同監督のドキュメンタリー映画3作を上映する。『息の跡』では、津波で店を失った種屋の姿を追い、『空に聞く』では、あるラジオ・パーソナリティが町の人々の声に耳を傾け、想いを乗せてリスナーに届ける。作家であり画家でもある瀬尾夏美との共同プロジェクト『二重のまち/交代地のうたを編む』では、参加者自身がその場所の過去・現在・未来をつなぐ架け橋となるワークショップを映し出す。あわせて、2011年から2013年にかけて撮影された濱口竜介監督と酒井耕監督による『東北記録映画三部作』もお楽しみください。
3月16日、18日の上映会には小森はるか監督が来場、詳しくは近日公開予定です。
映画上映と小森はるか監督登壇は、国際交流基金パリ日本文化会館とマドリード日本文化センターの協力により開催されます。
日時
2024年03月11日 ~ 2024年03月30日
場所
Japanisches Kulturinstitut
Universitätsstraße 98
50674 Köln
料金
Eintritt frei
Filme in dieser Filmreihe
二重のまち 交代地のうたを編む
Double Layered Town / Making a Song to Replace Our Positions
上映後、小森はるか監督とフロリアン・ホーア氏の対談あり