息の跡

Trace of Breath

映画 | 災厄のあとを生きる

Trace of Breath

息の跡

Iki no ato

[Translate to 国際交流基金:] © KASAMA FILM+KOMORI HARUKA

東日本大震災の被災地・陸前高田市で、すべてが手作りの種苗店を営む佐藤貞一の日々を記録したドキュメンタリー。本作が初の長編作品となった映像作家・小森はるかが、監督・撮影・編集を手がける。

東日本大震災の津波によって自宅兼店舗を流されてしまった佐藤。たったひとりでプレハブを建て、井戸を掘り、看板を描くなど、何もかも手作りの“佐藤たね屋”を営むかたわら、独学した英語で被災体験の手記を書き続ける。

小森はるか

1989年静岡出身。東京藝術大学美術学部先端芸術表現専攻卒、同大学院修士課程修了。映画美学校フィクション初等科コース修了。東日本大震災後、岩手県陸前高田市に移住し地域の人々の語りや風景の記録を続けてきた。長編デビュー監督作は『息の跡』(2016年)。山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映され、ニッポン・コネクションではニッポンヴィジョンズ(グランプリ)を受賞。キノタヨ映画祭にて審査員特別賞を受賞。『空に聞く』(2018年) は山形国際ドキュメンタリー映画祭、あいちトリエンナーレなどで上映される。『二重のまち/交代地のうたを編む』(2019年)は山形国際ドキュメンタリー映画祭、DMZドキュメンタリー映画祭で上映。シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭のインターナショナルコンペティションにて特別賞受賞。文化庁映画賞・文化記録映画優秀賞受賞。画家・作家の瀬尾夏美とコラボレーションしながら映像作品やインスタレーション作品も発表している。

日時
2024年03月11日
18:30 ~ 20:15 Uhr

場所
Japanisches Kulturinstitut
Universitätsstraße 98
50674 Köln

料金
入場無料

映画情報

  • 監督: 小森はるか
  • 上映時間: 93分
  • 公開年:: 2017年
  • Übersetzung: 英語字幕
  • Format: DCP