日独交流160周年
2021年、ドイツと日本は160年の友好関係を祝います。その関係は、1861年1月24日、当時のプロイセンと日本との間の修好通商条約締結から始まりました。
これから一年を通して多くのイベントが開催される予定です。現在まだコロナ禍が続いているため、当分の間はオンラインでしかイベントを開催することができませんが、なるべく早く再び皆様を当会館にお迎えできる日がくることを楽しみにしております。
当会館で予定される記念行事につきましては、決まり次第本ページに掲載してまいります。
当会館以外の記念行事につきましては、在ドイツ日本国大使館のホームページでご覧ください。
ボン・ケルン両大学における日独学術協力
2021 年 4 月 14 日~
ケルン日本文化会館では、日独交流160周年を記念して、「ボン・ケルン両大学における日独学術協力 ― 文化・専門分野・大学の枠を越境した連続リレー講義―」を開催します。
明治時代以降の日独関係を支えた大きな柱は学術交流でした。現在も日独の大学間ではさまざまな協定が結ばれ、活発な交流が行われています。ボン・ケルン両大学も、各研究分野において、日本各地の協定校とさまざまな協力関係を築いています。
2021年夏学期に開催される合計14回の連続講義シリーズにおいては、両大学の研究者が、ときに日本の協力パートナーと協力しつつ、様々な分野における共同研究の成果を、両国の社会発展の大きな文脈に位置づけてご紹介くださいます。
イベントの詳細、学期スケジュール、利用するズームの登録リンク等は以下のサイトをご参照ください。
https://www.jki.de/veranstaltungen/ringvorlesung
岡田利規ワークショップ 「想像が振り付ける」
講演会「上演の場で生起するフィクションという現象、としての演劇」
シンポジウム「コロナ禍及びその後における日独の演劇について」
ケルン日本文化会館では、いまドイツで最も活躍している日本人演劇作家・小説家である岡田利規によるワークショップの模様を全10回シリーズで配信します。
俳優の身体の動きは、彼らが発したテキストが伝えるものとは別種のものを観客に伝え得ます。それが実現したパフォーマンスは重層的で豊かです。そのような動きを生み出すために、想像を用います。つまり、想像にコレオグラファーとなってもらうのです。2名の参加者が、こうしたやりかたを実際に体験したワークショップの模様をお届けします。
また、その後実施した岡田利規による講演会「上演の場で生起するフィクションという現象、としての演劇」及び、新しい日常をめぐる日独対話シリーズの一環として、コロナ禍及びその後における日独の演劇に関するシンポジウム(岡田利規、アンドレアス・レーゲルスベルガー、マルティネ・デネヴァルト、ユリアン・コーイマン)の模様も、当館Youtubeチャンネル上で配信します。
岡田利規は日本のみならず、世界各地で、そしてドイツでもミュンヒェンの公立劇場Münchner Kammerspieleで、次々に新しい作品を舞台にかけています。2019年12月にミュンヘン・カンマーシュピーレのレパートリー作品として初演された岡田利規作・演出の『The Vacuum Cleaner』は、ベルリンのTheatertreffenにより、2019年度におけるドイツ語圏で上演された56都市・432公演(432 Inszenierungen in 56 deutschsprachigen Städten)の中から「最も注目すべき10作品」(10er Auswahl 2020)に選ばれました。
ステップ1 今住んでいる家または昔住んでいた家を想像する
ステップ2 想像の範囲を広げる
ステップ3 想像の仕方を変える
ステップ4 相手の家の話をする
ステップ5 想像を言葉にする
ステップ6 想像と言葉の差をつける
ステップ7 想像を舞台に投影する
ステップ8 物との距離感 関係性を意識して話す
ステップ9 自分がいない部屋を想像して話す
JFF Plus オンライン日本映画祭 in ドイツ
2021年2月26日~3月7日
国際交流基金・ケルン日本文化会館は、2021年2月26日~3月7日にかけて、合計30本の日本映画をオンライン上で無料で配信します。
配信作品は、多くの日本の配給会社の協力を得て、30作品に及ぶ多様なラインナップとなりました。2020年に国内で公開されたばかりの『前田建設ファンタジー営業部』『サヨナラまでの30分』といった最新作をはじめ、『スマホを落としただけなのに』『コーヒーが冷めないうちに』等の近年の話題作が並びます。また、過去の国際交流基金映画上映事業でも人気が高かった『横道世之介』『勝手にふるえてろ』のほか、世界中にファンを持つアニメーションスタジオ「プロダクション I.G」作品や、さらには不朽のクラシック映画を代表して小津安二郎監督作品等、日本映画の多様性と魅力が詰まったラインナップです。
10日間の本映画祭では、1日につき3作品を24時間限定で配信していきます。作品の詳細や視聴方法は以下のページをご覧ください。
https://www.jki.de/veranstaltungen/filme/JFF%20Plus:%20Online-Festival