»Why do we come places where no one understands us?«

Poetica 10

講演会・シンポジウム

»Why do we come places where no one understands us?«

Poetica 10

リナ・アトファ、伊藤比呂美、シヨンによる朗読とトーク

日本語からドイツ語に初めて翻訳された伊藤比呂美の詩集『河原荒草』では、詩の空間が広大な草原のように広がっています。詩の中で、子どもたちは母親と共に異国の地へ移住し、自分自身も他人も理解できないまま絶えず移動を続けています。

シリア出身で2014年からドイツで暮らす詩人リナ・アトファの詩もまた、移動と実存的な拠り所のなさを物語ります。彼女の古い故郷を荒廃させた暴力への悲しみと怒り、そして彼女が初めて出会ったカーナビの機械音声がドイツ語で告げる「目的地に到着しました」という言葉とともに新しい故郷での優しさと手探りの暮らしが描かれます。

夢の中や人生の「トランス・ミュージアム」への到着を語るのは、シヨンの詩です。彼の詩は浮遊感のある住み良い作品で、「視点を変えればすべての人の想像力そのものが居住地になり得る」と語る小さな寓話のようです。

司会:多和田葉子
ドイツ語翻訳の朗読:ケルヴィン・キロンツォ、カタリーナ・シュマレンベルク
イベントはドイツ語と英語で行われます。
入場料12ユーロ / 割引 8ユーロ
前売りチケットの購入はwww.poetica.uni-koeln.deにて、また当日券はPoeticaのチケット売り場にてお求めください。

日時
2025年01月22日 19:00

場所
Japanisches Kulturinstitut
Universitätsstraße 98
50674 Köln

料金
12/8 EUR

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