なんという人生! ヴィルヘルム・ハイネ~画家、作家、そして軍人~展

カール・ハインツ・マイト氏コレクション

展覧会

なんという人生! ヴィルヘルム・ハイネ~画家、作家、そして軍人~展

カール・ハインツ・マイト氏コレクション

Heine als junger Mann
Heine im Jahr 1871
Bridge of Cut Stone & Entrance to a Temple, Simoda

日独関係の歴史の中で、画家・イラストレーター・作家・そして軍人であったヴィルヘルム・ハイネ(1827年~1885年)は特別な役割を果たしました。1827年にドレスデンで生まれた彼は、幕末に、二度にわたって重要な日本遠征に参加した唯一の人物です。1853/54年に江戸近郊の浦賀港に上陸したマシュー・ペリー提督(1794年~1858年)率いるアメリカ艦隊の一員として、また1860/61年にフリードリヒ・アルブレヒト・ツー・オイレンブルク伯爵(1815年~1881年)率いるプロイセンの東アジア遠征に参加したハイネは、旅の印象を写真や旅行記に残し、生涯にわたって日本を世界に知らしめることに大きく貢献しました。

1967年から68年にかけて東京を訪れたカール・ハインツ・マイト氏は、ヴィルヘルム・ハイネの三巻からなる著作『中国、日本、オホーツク海域への探検』(ライプツィヒ 1858-1859年)を発見し、ヴィルヘルム・ハイネの波乱に満ちた人生への興味と関心が高まり、現在まで50年以上続く収集の情熱の礎が築かれました。

ケルン日本文化会館での本展では、ポートフォリオ「Graphic Scenes of the Japan Expedition」(ニューヨーク1856年)に収められたリトグラフ11点(オリジナル)、ハイネ著作品15冊、そして二次的な文献など、マイト氏自身が厳選した展示品の数々をご覧いただけます。

本展は、日独友好160周年記念事業の一環として開催されます。

展示期間:
12月1日(水)        14時~17時(15時:マイト氏によるガイドツアー)
12月2日(木)        14時~17時
12月6日(月)~9日(木)  14時~17時
12月10日(金)       14時~19時(19時:ヒルナー博士による講演)
12月13日(月)~17日(金)14時~17時

マイト氏は展覧会期間中、会場にて来場者の質問などに応えます。

展覧会に合わせて、2021年12月10日(金)19時から、アンドレア・ヒルナー博士による講演会「ヴィルヘルム・ハイネ ~ドレスデン、日本、アメリカを行き来した旅人画家~」が開催されます。詳細はこちらから。

日時
2021年12月01日 00:00 ~ 2021年12月17日 23:00

場所
Japanisches Kulturinstitut
Universitätsstraße 98
50674 Köln

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