未来をなぞる　写真家・畠山直哉

Tracing the Future: Photographer Naoya Hatakeyama

映画 | メディア特集

Tracing the Future: Photographer Naoya Hatakeyama

未来をなぞる　写真家・畠山直哉

数々の受賞歴を誇る写真家・畠山直哉（1958生まれ）は、自然と人間の関係をテーマにした作品を発表してます。

ドキュメンタリー映画は、2011年3月11日の東日本大震災で大きな被害を受けた故郷の陸前高田市（岩手県）で、彼が写真を撮る姿に密着しています。津波で実家を流され、母親を亡くすという痛ましい出来事でした。それ以来、彼は故郷の風景の変化を撮影することに専念してきました。本作では、畠山氏の動機に迫ります。山形国際ドキュメンタリー映画祭、文化庁芸術祭などで数々の賞を受賞しました。

映画上映会には、畠山直哉氏が登壇します。上映後、Katja Stuke氏とOliver Sieber氏による畠山氏とのディスカッションを予定しています。

畠山直哉氏（*1958）は、Internationalen Photoszene Kölnの今年度プログラム「Artist Meets Archive」に選ばれました。このプログラムは、ケルン市資料館が所蔵する写真に焦点を当て、様々な制度的背景における写真というメディアの複雑さと変容性を議論するものです。畠山直哉氏は、ケルン市立東アジア美術館に所蔵されている写真を調査し、そののち、新作を制作しました。2023年5月12日～9月17日まで同美術館で展覧会を開催します。

Internationale Photoszene Köln