小津安二郎(1903-1963)
伝説の日本人監督へのオマージュ
小津安二郎(1903-1963)
伝説の日本人監督へのオマージュ

小津安二郎は、国際的に最も有名な日本人映画監督の一人です。今年は小津安二郎生誕120周年であることを記念し、プロダクションである松竹が国際交流基金と共同でいくつかの作品をデジタル修復した中から6作品を、巨匠ヴィム・ヴェンダース監督の『TOKYO-GA』とともに、上映します。
完璧主義者であった小津は、厳格な一貫性をもって追求した紛れもない映画美学を確立しました。特徴的なのは、床に座った人の目の高さでアクションを撮影するカメラワークで、小津は常に50mmレンズを使用しました。また、ディゾルブ、トラッキングショット、パンショットを意図的に避け、堅いショットとシンプルなカットにこだわりました。
小津は、ほとんどすべての作品で、家庭内の複雑な人間関係を取り上げ、様々な世代間の感情のもつれを描きました。出演した俳優や女優の多くは当時のスターでしたが、カメラの前だけではなく、撮影の裏側においても、小津は優れた撮影チームに恵まれました。
本シリーズはベルリンのArsenal - Institut für Film und Videokunst e.V.、ハンブルクのKinemathek Hamburg e.V.、そしてニュルンベルクのFilmhaus Nürnbergと共催し実施します。
協賛:JTI
日時
2023年11月17日 ~ 2023年12月16日
場所
Japanisches Kulturinstitut
Universitätsstraße 98
50674 Köln
料金
入場無料
協賛
