宮沢賢治、日本の有名な詩人に捧げるオマージュ

宮沢賢治の幻想世界

映画特集

宮沢賢治、日本の有名な詩人に捧げるオマージュ

宮沢賢治の幻想世界

Serohiki no Gôshu
© Oh! Production

詩人・作家の宮沢賢治(1896-1933)は、日本を代表する文学者の一人です。生前はほとんど知られておらず、多くの作品が死後に発見・出版されました。宮沢賢治の想像力に富んだ不思議な物語は、彼の仏教思想、自然との親密な関係、農村の人々の生活環境を改善するためのひたむきな活動によって特徴づけられています。宮沢賢治の没後50年、彼の生家である岩手県花巻市に「宮沢賢治記念館」が設立され、原稿や直筆の文書、写真、愛用品などが展示されています。

5人兄弟の長男として、質屋を営む裕福な家に生まれた宮沢賢治は、1918年、盛岡高等農林学校を卒業し、日蓮宗を基盤とする信徒組織「国柱会」の会員となりました。1921年、上京しましたが、病気の妹トシのためにすぐに岩手に戻り、農学校の教師となりました。

1924年、宮沢は童話・メルヘン集『注文の多い料理店』を自費出版し、400余りの詩を収録した有名な詩集『春と修羅』の第1部を刊行しました。「銀河鉄道の夜」は、2021年に「Eine Nacht in der Milchstraßenbahn」というタイトルでドイツ語に翻訳され、他の多くの作品と同様に神話的な生き物が登場し、ユーモアと軽妙さが特徴的な、彼の最も人気のある物語の一つです。

3月は映画特集のほかに、宮沢賢治の功績を紹介するイベントが予定されています。

上映日時

3月14日、24日 18時開演
セロ弾きのゴーシュ
Serohiki no Gôshu

3月17日、28日 18時開演
銀河鉄道の夜
Ginga tetsudô no yoru

3月21日 18時開演
グスコーブドリの伝記
Gusukô Budori no denki

31日 18時開演
わが心の銀河鉄道、宮沢賢治物語
Waga kokoro no ginga tetsudô, Miyazawa Kenji monogatari

各作品の詳細は、こちら(ドイツ語ページ)をご覧ください。

日時
2022年03月14日 ~ 2022年03月31日

場所
Japanisches Kulturinstitut
Universitätsstraße 98
50674 Köln

料金
入場無料

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