日本ホラー映画大賞

Japan Horror Film Competition

映画 | オンライン日本映画祭2024

Japan Horror Film Competition

日本ホラー映画大賞

Nihon horâ eiga taishô

「日本ホラー映画大賞」とは、新しい日本のホラー映像作家の発掘と支援を目指して2021年にスタートした映画賞である。ホラーに絞った一般公募のコンペティションとしては日本で初めての取り組みとなり、第1回の応募は100本を超えた。大賞受賞者には、新作長編作品を監督して商業映画デビューする権利が与えられる。審査委員長には『呪怨』シリーズで知られ、ジャパニーズ・ホラーの第1人者である清水崇監督が務めている。

流血、暴力シーンがあります、18歳未満の方は入場、観賞を禁止しています。

© Yuta Shimotsu

みなに幸あれ

監督: 下津優太
2023年, 11分, ドイツ語字幕付き日本語, VoD

田舎の祖父母の家を久しぶりに訪れた大学生の孫は、温かい歓迎になごむ。しかし2階で物音がすると、祖母の動きが固まってしまう。誰かいるのか?2階は暗く、無人のはずなのだが…。誰かの幸せは誰かの犠牲の上に成り立っているという残酷な現実を鮮やかに描き、第1回「日本ホラー映画大賞」を受賞。下津監督が後に自らの手で長編化した作品は、2023年に韓国のプチョン国際ファンタスティック映画祭で最優秀アジア映画賞を受賞し、2024年1月に劇場公開した。 

© Hiroto Nakano

closet

監督: 中野滉人
2023年, 8分, ドイツ語字幕付き日本語, VoD

青年がひとりで暮らすアパートの一室、突然クローゼットに異変が起きる。当時大学生の中野監督が親近感のあるホラーを作りたいと、ユーモアも含めて日常に潜む恐怖を描く新感覚ホラー。自ら撮影、出演、編集して仕上げた作品。「第1回日本ホラー映画大賞」では新しいジャンルを切り開く存在として期待され「ニューホープ賞」を受賞。

© Kenji Yamamoto

傘カラカサ

監督: ヤマモトケンジ 
2023年, 29分, ドイツ語字幕付き日本語, VoD

シェアハウスに暮らす彩加は、恋人を待つ間に突然の雨に見舞われ、たまたま捨てられていた傘を手にする。しかし彩加はそのまま行方不明になってしまう。実はその傘には恐ろしい由来があったのだ…。日本に古くから伝わる傘の妖怪“カラカサ”をモチーフにしており、オカルト系のYouTubeチャンネルが選ぶ「オカルト賞」を受賞。 

© Hiroho Mieno

招待

監督: 三重野広帆 
2023年, 13分, ドイツ語字幕付き日本語, VoD

隣の家から異臭がするとの通報を受け、若い女性と中年男性のふたりの警察官が家に向かう。室内に入ると、そこでは想像を絶する世界が待っていた…。三重野監督は第2回日本ホラー映画大賞でも受賞し、今後の活躍が楽しみな監督の一人。

日時
2024年06月13日
18:30 ~ 19:45 Uhr

場所
Japanisches Kulturinstitut
Universitätsstraße 98
50674 Köln

料金
Eintritt frei

映画情報

  • 監督: 下津優太 他
  • 上映時間: 61分
  • 公開年:: 2023年
  • Übersetzung: ドイツ語字幕付き日本語
  • Format: VoD