もろやかな景色
からだと雲の狭間にふれるもの
ガビ・シリグ&川口ゆい
もろやかな景色
からだと雲の狭間にふれるもの
ガビ・シリグ&川口ゆい

オープニング:2026年3月11日(水)午後7時開始、川口ゆいによるパフォーマンスあり
ケルン日本文化会館での対話展の一環として、ガビ・シリグと川口ゆいは、変容する空間を創り出します。それは、布、言葉、音、そして動きが織りなす繊細な風景であり、記憶、変容、そして無常を身体的に体験できるものです。
何かを身にまとうこと、包むこと、抱くことは、束縛でしょうか、それとも解放なのでしょうか。衣服や布地は、私たちを守る覆いでしょうか、それとも世界と私たちをつなぐ膜なのでしょうか。そして、すべての苦しみも喜びも、やがて朝露のように消え去ってしまうのでしょうか。
日本の羽衣伝説とグリム童話「六羽の白鳥」に着想を得たアーティストたちは、「身にまとう」ことの秘められた力を探り、ドイツと日本の伝説に見えない糸のように貫かれる、無常の概念を解き明かします。魔法の衣服、第二の皮膚とも言える布地が、身にまとう者の人生を変える二つの物語です。
柔らかく、はかない素材から、光、空間、そして動きが生まれ、呼吸する建築が生まれる。それは浸透性があり、空間内で層となり、流れ、時間の中で流動し、そしてやがて溶けていくのです。内側は外側となり、自己は世界となります。素材の柔らかさは、あなたと私、自然と人間、内側と外側といった、本来の境界を曖昧にします。この展覧会は、生命と言語を自由の体験へと変容させるでしょう。
この半透明の風景の中で、踊りの物語と建築の脆さが詩的なタペストリーとして融合します。布地が言葉を運び、動きが記憶を残し、空間ははかなさの共鳴体となるでしょう。
ガビ・シリグはデザイナー兼アーティストです。彼女は空間と建築を、身体の拡張であり、コミュニケーションの媒体として探求しています。彼女のソフトアーキテクチャは、布の覆いから非物質的な膜に至るまで、空間と身体の境界を透過性と無常で包み込みます。柔らかさのトポロジーに関する芸術的研究を通して、彼女は実験的な対話、そして演出的な空間を創出します。彼女はベルリン芸術大学で教授を務めています。
川口ゆいは、数々の受賞歴のあるダンサー、振付家です。高瀬アキ、Flying Steps、Nico and the Navigatorsといったアーティストと共演。2024年に、ヨアナ・マルヴィッツ指揮の下、Konzerthaus Berlinで上演された『七つの大罪』にて、「アンナ2」の振付・出演を務めました。また、ダンスの表現領域を3Dアニメーションへと広げ、バーチャルリアリティ(VR)や拡張現実(AR)を活用したダンスエキシビションも展開しています。日本語展示タイトルの「もろやか」という用語は川口ゆいによる造語です 。
- gabischillig.de
- mendora.com
日時
2026年03月11日 ~ 2026年06月27日
場所
Japanisches Kulturinstitut
Universitätsstraße 98
50674 Köln
料金
Eintritt frei
協賛
