音、静寂よりも強く ~武光徹に捧ぐ~

書籍紹介・朗読会・コンサート

講演会・シンポジウム

音、静寂よりも強く ~武光徹に捧ぐ~

書籍紹介・朗読会・コンサート

Takemitsu Tōru im Japanischen Kulturinstitut (Musiktage 1988, 25.5.1988)

武満徹(1930-1996)は、日本で最も代表的な現代作曲家の一人です。アメリカやヨーロッパからの強い伝統と新しい刺激の間で激動の時代に育った彼は、独学で西洋音楽作曲家としてのキャリアを積みました。琵琶、尺八とオーケストラのための「ノヴェンバー・ステップス」(1967年)で、日本音楽界の象徴として有名になったが、彼の多彩な作品群には、後期ヨーロッパのロマン主義、印象派、前衛音楽からポップソングに至るまで、実に幅広い表現が取り入れられています。自然現象をきわめて感受性豊かに捉え、故郷の都市や文明を鋭く見つめた彼の映像的、音楽的想像力の才能は、とりわけ映画音楽の分野で生涯を通じた活躍の場を見出し、日本映画の数々の名作にその名を残しました。そして今回、国際的な著者たちが武満の作品と人生を「世界的な音楽」の文脈に位置づけた書籍を刊行しました。これまでで最も充実した作品集は、彼の作品のあらゆる側面を網羅しています。また、武満が生涯を通じて作曲に添えた文章の一部を抜粋し、彼の美学的思考を深く読み解くことができます。この朗読会には、リュディガー・アルブレヒトとライナー・シュムッシュの2人の著者が武満徹を語り、朗読には、著名なナレーター、ラース・シュミットケを起用します。マリア・ツヴェルシュケ(フルート)、ハンナ=マリア・ティッカ(ヴァイオリン)、アーヒョン・リー(ピアノ)が生演奏を披露します。

日時
2024年11月15日 18:00

場所
Japanisches Kulturinstitut
Universitätsstraße 98
50674 Köln

料金
Eintritt frei

協賛