-「我々は勇敢さと貿易を求めている/しかしオランダ人とイエズス会は信用しない」-
初期近代のドイツ語圏紀行における日本への冒険
講演会・シンポジウム

-「我々は勇敢さと貿易を求めている/しかしオランダ人とイエズス会は信用しない」-
初期近代のドイツ語圏紀行における日本への冒険

© Forschungsbibliothek Gotha, Chart. B 533, Bl. 304r
デトレフ・ハーバーランド名誉教授(オルデンブルク大学)による講演
15世紀から16世紀にかけて、日本はすでにヨーロッパでよく知られた存在でした。しかし神秘的で美しい、かつ奇妙なこの島国は、具体的な知識としてではなく、主に憶測の対象でしかありませんでした。鎖国時代には、信頼できる情報を得ることはさらに困難でした。カスパー・シュマルカルデン、ヨハン・アルブレヒト・フォン・マンデルスロー、ジョージ・マイスターといった著作者は、この困難にどう対処したかを示しています。エンゲルベルト・ケンぺルの日本に関する著作は、近代的な研究への移行を示しています。
2025年大阪万博が4月に開幕し、他国を知るまたとない機会となります。日本とドイツ語圏の長年にわたる関係を、この講演会を通じて紹介します。知識を伝える障壁となった過去の事例が示すように、ある国やそこに住む人々との直接の出会いから得られる印象や洞察は、最も信頼できる情報であり、将来の交流のヒントにもなるでしょう。
共催:ケルン独日協会
日時
2025年05月20日 19:00
場所
Japanisches Kulturinstitut
Universitätsstraße 98
50674 Köln
料金
入場無料
共催
