border/less - 境界線のない世界

日独グループ展
フィナーレ:3月30日(土)14時~

展覧会

border/less - 境界線のない世界

日独グループ展
フィナーレ:3月30日(土)14時~

© Olga Funk

◆フィナーレ:3月30日 (土) 14時

オープニングトーク
田附那菜(キュレーター)

◆オープニング:1月12日 (金) 19時

挨拶
村田春文(ケルン日本文化会館 館長)

オープニングトーク
田附那菜(キュレーター)

座談会
登壇者:
アンネ・ポールマン(ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川京都の奨学生)、ラウル・フンペルト(ゲーテ・インスティトゥート・ボン国際文化教育センター)、田附那菜(キュレーター)

私たちは常々異文化に魅了され、未だ見ぬ世界に想いを馳せ、自らの見識を広めるために旅をしてきた。遠く離れた異国の地から帰路に着く際、多くの旅行者が思い出の品々や研究目的のための資料を持ち帰った。1875年から1882年にかけて日本滞在中に写真を蒐集し、後にそれらをドイツへ持ち帰った外交官カール・フォン・ アイゼンデッヒャー(1841-1934)もその一人である。ケルン日本文化会館所蔵の彼のコレクションには、近代化が日本に与えた影響が見られる写真が含まれていないということが興味深い。つまり、フォン・アイゼンデッヒャーは、開国後に国外に広まった日本の典型的なイメージを崩さない伝統的なモチーフに焦点を当てて蒐集活動をしていたのだ。

本展では、フォン・アイゼンデッヒャーの写真コレクションをベースに、様々な背景を持つ人々が出会う際に生じる異なる視点や主観的な感じ方に注目する。ありきたりなイメージと対象そのものの姿、人工的なものと自然、過去と現在、憧れと現実、また、造形美術と応用美術の間の見えない境界線や流動的な移行をたどる。そして 、グローバル化した情報社会では、異なるルーツや文化を持つ人々が互いに何を求め、どのように出会い、その際、文化的アイデンティティがどのような役割を果たすのかを問う。

本展は、ケルン市と京都市のは姉妹都市協定60周年記念の一環として開催され、ケルンや京都にゆかりの深い現代アーティスト7組(8名)の作品を展示する。キュレーターは、京都出身でケルン在住の美術史家・田附那菜。

招聘アーティスト:アントニア・グルーバー、倉持清香、小越麻利江、アンネ・ポールマン、オリバー・ジーバー、ゲオルギ・スタンチェフ、カチャ・ストゥーケ+辺口吉典。また、カール・フォン・アイゼンデッヒャー(1841-1934)のコレクションから数点の写真が展示される。

共催:ケルン日独協会
提携:ゲーテ・インスティテュート
協賛:JTインターナショナル

日時
2024年01月12日 ~ 2024年03月30日

場所
Japanisches Kulturinstitut
Universitätsstraße 98
50674 Köln

協賛