ケルンと京都の姉妹都市提携について

ケルンと京都の両市は1959年以来親善都市として交流してきました。都市提携の具体的な計画は1962年に始まりました。決定的だったのは、ケルン大学のラインシュタイン学術協会（Rheinstein Academic Association）が、その年の9月に76人の学生や学者を引き連れて初めての大学会議のために日本を出発したことでした。この旅での好感触を受け、高山義三京都市長（1892-1974）は、ケルンのテオ・ブラウエン市長（1906-1987）に、京都市がライン川沿いの大都市とより緊密な協力関係を築くことに強い関心を持っていることを伝えました。その結果、1963年1月21日、ケルン市議会はケルンと京都の姉妹都市提携を決定しました。承認後、1963年5月29日、ドイツ大使から京都市の代表者に姉妹都市提携証明書が手渡され、日本でも正式に都市提携が締結されました。以来、両市の間には、科学、教育、文化、スポーツ、行政、市民レベルなど幅広い分野で活発な交流が続いています。姉妹都市提携40周年と50周年記念の際にも、様々なイベントが開催されました。