Music of Life: 十二支
2025年新年コンサート
Music of Life: 十二支
2025年新年コンサート
Ono Takako, Saitô Hirunaru, Sandra Bazail Chavez, Julia Nguen
出演
小野貴子(作曲/ピアノ、音楽監督)、ユリア・グエン(ヴァイオリン)、斎藤宏愛(フルート)、サンドラ・バザイル・チャベス(クラリネット)
アジアで古くから伝わる干支の教え「十二支(じゅうにし)」。人生の60年間は12の時期に分けられ、各時期は5年ずつに区切られています。これらの時期に割り当てられた動物の名前は、本来は暗記するための手助けとして用いられ、本質的には象徴的なものです。
十二支の教えは、人間の人生の段階を自然界の成長過程と結びつけ、日本語の漢字によって表現されます。それは、人生の試練や、その時期における理想的な人間のあり方を示すものです。現代においては、平均寿命の延びにより、60歳の誕生日はこれまでの経験を糧にして新たな章を開く人生の節目とされています。
ケルン日本文化会館の2025年新年コンサートでは、ドイツを拠点に活動するピアニスト・作曲家の小野貴子がこの十二支のコンセプトに基づいて作曲した音楽作品『12 Tierkreis(十二支)』を初演いたします。
プログラム
・小野貴子 - 俳句組曲より
1楽章:ゆく秋の 大和の国の 薬師寺の 塔の上なる ひとひらの雲 (佐々木信綱)
・小野貴子 – 夏目漱石作「夢十夜」によせて
第一夜:白百合の転生。私を100年待っていて
・小野貴子 – 12 Tierkreis 十二支(世界初演)
日時
2025年01月17日 19:00
場所
Japanisches Kulturinstitut
Universitätsstraße 98
50674 Köln
料金
入場無料、要事前登録